ハイプロンって安全な薬?効果や副作用を解説

謎の睡眠薬ハイプロンを紹介!

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ここで紹介するのは、「ハイプロン」という名の睡眠薬です。

不眠症の悩みのうち、特に「なかなか寝付けない」「スムーズに眠りに就くことが出来ない」という「入眠障害」に対して効果を発揮します。

 

……と、ここまで読んで「ああそうなんだ」と思う人もいるでしょうが、実際に病院に行くなどして不眠症の治療をしたことがある方は「ハイプロン?聞いたことないぞ?」となるのではないでしょうか。

実際のところ、たとえば日本で知名度のある睡眠薬といえば、病院でよく処方される「ルネスタ」がトップだと思います。それに対して、ハイプロンはたいていの病院では処方されないため、「聞いたことないぞ?」となってしまうわけです。

 

それもそのはずで、ハイプロンは現在、日本では「未承認」となっています。

海外で製造・販売されている睡眠薬なのですが、日本では厚生労働省が「輸入して処方して良いよ」という許可を出していないため、一般には出回っていないのです。

 

さて、そんなわけで知名度の低いハイプロンについて、ここで紹介していきたいと思います!

「聞いたことない薬だけどホントに安全?」

「ハイプロンはどうやって入眠障害を治すの?」

「注意すべき副作用はある?」

など、疑問にお答えする内容でまとめていきますので、興味がある方は要チェックです!

 

ハイプロンは安全に飲める薬?

薬

名前を聞いたことがない医薬品を急に紹介されると、「何それ安全なの?」と多くの方が反射的に警戒心を抱いてしまうでしょう。

たとえば、「ハイプロンは不眠に効きますよ」といわれても、「でもそんな薬、名前も聞いたことないし……」と。

 

しかし結論からいえば、ハイプロンは(用法用量を間違えない限り)安全に不眠を治せる医薬品です!

ハイプロンは、海外では「ルネスタ」「アモバン」などと並んで有名でよく使われる「ソナタ」という睡眠薬のジェネリック医薬品(後発医薬品)です。

ソナタの有効成分であるザレプロンを含有しており、その働きによって不眠に対処できます。

 

また、ソナタの有効成分ザレプロンは「非ベンゾジアゼピン系」の成分で、効き目が穏やかで副作用が起こりにくいという特徴があります。

実に、安全に不眠症を治すことが出来る医薬品のひとつなのです!

 

では、そんなハイプロンはどのようにして不眠症を治してくれるのでしょうか?

ここからは、ハイプロンが不眠症を治す仕組みを見てみましょう。

 

ハイプロンが不眠症を治す仕組みは?

食事

簡単に書くと、ハイプロンが不眠症を治す仕組みは「眠りを誘う神経伝達物質を活性化させて脳を休眠させる」というものです。

私たちの脳内にはさまざまな神経伝達物質が飛び交っており、それぞれが快楽を呼び起こしたり興奮させたりリラックスしたりさせているのですが、そんな神経伝達物質の中には「脳の活動を抑える」という働きを持つものがあります。それを活性化させるのがハイプロンの役割です。

 

具体的にいえば、GABA(gamma-aminobutyric acid)という神経伝達物質がそれに当たります。

ハイプロンの有効成分であるザレプロンは、BZD受容体と呼ばれる部位に作用します。ここに作用するとGABAが活性化され、脳を自然に休ませる……ゆえにスムーズに睡眠できるようになるわけです。

 

ちなみに、BZD受容体には「ω1」「ω2」といった種類がありますが、ザレプロンはこのうち「ω1」に作用しやすいという性質を持っています。

ω1=睡眠・鎮静を促す

ω2=抗不安・筋弛緩作用をもたらす

という感じになっているのですが、このうち「睡眠・鎮静を促す」という働きのみに作用するため、筋弛緩作用で体に影響をもたらすことは(ほぼ)ありません。

 

ハイプロンを飲む時の注意点は?

医者

さて、脳内の神経伝達物質を活性化させ、脳を休ませるという直接的かつ効率的な方法で不眠症を治すザレプロン。

 

何だかコレだけ見ると「完璧な医薬品じゃないか!」という感じがするでしょうが、一方で注意点もあります。

たとえば、食後すぐに飲むのはおすすめできません。

なぜなら、思ったような効果が出なくなってしまう可能性があるからです。

そもそもハイプロンに限らず、食後すぐに飲むと効果が出づらくなる医薬品は少なくありません。

同じ睡眠薬で見てみると、有名なルネスタやそのジェネリック医薬品なども「食後すぐは控えましょう」という感じになっています。

 

というわけで、ハイプロンを飲む際は食後2時間程度の時間を空けるようにしましょう。

 

また、ハイプロンはいったん効果を発揮すると4~5時間は効き続けます……。

そのため、「2時間後には起きなければいけない」というときなどは不向きです。

「せっかく寝つきは良かったのに寝過ごしちゃって困った」とならないように注意しましょう。

 

ハイプロンを入手する方法とは?

個人輸入

冒頭で紹介したように、ハイプロンは日本で承認されていない医薬品です。

効果を見てみると、

・睡眠や鎮静を促す神経伝達物質を活性化させて脳を休ませる

・筋弛緩による体への影響がない

というわけで安全な医薬品であることが分かるのですが、そもそもハイプロンの先発医薬品であるソナタが未承認であるゆえか、ハイプロンも日本では未承認で、病院では基本的に処方されていません。

 

じゃあどうやって入手すればいいのかといえば、ネットでの購入が基本です!

具体的には、「個人輸入」という方法で購入することになります。

ハイプロンをはじめ、海外では製造販売されているものの日本では未承認な医薬品を扱っている「個人輸入代行サイト」を使用することで、海外からハイプロンをスムーズに導入して飲むことが出来るのです。

 

ただし、この際は病院へ行って処方してもらう場合と違って自分で飲み方や注意点など押さえておく必要があるため、その点は注意したいところです。

(基本的な飲み方については『ハイプロンの飲み方とは?』という記事で紹介しています)

 

まとめ

いかがでしょうか。

ここでは、ハイプロンという医薬品について基本的な情報をまとめました。

・海外では有名な睡眠薬ソナタのジェネリック医薬品

・脳を休ませる神経伝達物質を活性化させる

・食後すぐに飲むと効きが悪い

というのがポイントとして挙げられます。

興味がある方は、ほかの記事も参照したうえで試してみてください。

抗不安薬としても有効とされる優れた睡眠薬であるハイプロンは個人輸入代行でてに入れよう!

「ハイプロンの製造元は?」のイメージ画像

ハイプロンの製造元は?

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